
知れば欲しくなる!オーダーカーテンとは?
既製品との違いもご紹介します
- TOP
- /
- カーテン専門情報一覧
- /
- 知れば欲しくなる!オーダーカーテンとは? 既製品との違いもご紹介します
知れば欲しくなる!オーダーカーテンとは?
既製品との違いもご紹介します

「カーテン」を選ぶなら、既製品で十分?
それともオーダーカーテンにチャレンジすべき?
お部屋の印象を大きく左右するカーテンだからこそ、後悔のない選び方をしたいですよね。
オーダーカーテンの魅力は、自由なデザインと、窓にぴったりとフィットするサイズ感。
この記事では、オーダーカーテンと既製品の違いについて解説し、あなたにぴったりのカーテン選びをサポートします。
1.オーダーカーテンとは
2.既製カーテンとは
3.イージーオーダーカーテンとは
4.オーダーカーテンと既製カーテンとの違い
1.オーダーカーテンとは
オーダーカーテンとは、既製品と異なり、自分の好みや部屋の仕様に合わせて完全にカスタマイズできるカーテンのことです。
通常、既製品のカーテンは限られたサイズやデザインの中から選ぶ必要があるため、窓にぴったり合わない、理想の色や柄が見つからない、といった制約が生まれることも。
オーダーカーテンなら、サイズはもちろん、素材、色、柄、仕立て方など細部にわたって自由に選べるため、自宅のインテリアに調和しやすく、理想の雰囲気を作り出すことが可能です。
オーダーカーテンは窓の形状や部屋の用途に合わせて調整できる点も大きな魅力です。
例えば、遮光性や防音性のある生地を選ぶことで、リビングや寝室をより快適な空間にすることができます。
長く使うほどに感じられる上質な生地感や丁寧な縫製も魅力の一つです。
オーダーカーテンは単なる「窓のカバー」以上の存在であり、住空間に一層の個性と快適さをもたらす選択肢と言えるでしょう。
2.既製カーテンとは
既製カーテンとは、工場で大量生産され、標準的なサイズやデザインで販売されているカーテンのことです。
あらかじめサイズが決まっているため、購入後すぐに取り付けることができ、手軽にインテリアを整えることができます。
リーズナブルな価格で販売されている点も魅力で、引っ越しや模様替えの際に気軽に取り入れやすいでしょう。
しかし、既製カーテンには限られたサイズ展開しかないため、自宅の窓にぴったり合わない場合があるのが難点です。
また、選べる色やデザインも一定のバリエーションに限られるため、「もっと個性を出したい」「インテリアに完璧に調和するカーテンを見つけたい」という方には物足りないと感じることもあるでしょう。
3.イージーオーダーカーテンとは
既製品とフルオーダーの中間に位置するカーテンで、サイズやデザインを一定の範囲でカスタマイズできるのが特徴です。
既製品より自由度が高く、自宅の窓にぴったり合うサイズや好みの色・柄が選べるため、手軽に自分らしい空間を演出できます。
また、遮光性や防炎性などの機能面もオプションで選べることが多く、費用や納期を抑えつつ快適な環境を実現するのに適しています。
4.オーダーカーテンと既製カーテンの違い
2つのカーテンの違いは、どんなところにあるのでしょうか。
ポイントごとに細かく見ていきましょう。
4-1.サイズの違い
オーダーカーテンと既製カーテンの大きな違いのひとつは、サイズの適合度です。
オーダーカーテンは、窓の高さや幅にぴったり合わせて1cm単位で正確に作ることができます。
これにより、隙間ができず、遮光性や断熱性も向上し、見た目も美しく整います。
また、特殊なサイズや形状の窓(縦長の窓や出窓、大型のパノラマ窓など)に対しても柔軟に対応できるため、どんな空間にも理想のフィット感を実現します。
一方、既製カーテンでは、測った窓のサイズに近いものを選択します。
標準的なサイズで大量生産されているため、窓の大きさによってはやや長すぎたり短すぎたりすることがあります。
必要に応じて、既製カーテンのサイズを微調整する、もしくは複数枚を組み合わせるといった工夫が求められるでしょう。
おもに下記の3サイズが基本として多く販売されています。
腰窓に合うサイズ | 幅100×丈135cm (レース 100×133cm) |
掃き出し窓に合うサイズ | 幅100×丈178cm (レース 100×176cm) |
掃き出し窓(ロング)に合うサイズ | 幅100×丈200cm (レース 100×198cm) |
サイズが合わないと、見栄えが悪いだけでなく、カーテンが床についてしまい、汚れや痛みにつながります。
隙間から光が漏れたり、窓を完全にカバーできないこともあるため、フィット感を重視する場合にはオーダーカーテンの方が適しています。
オーダーカーテン・既製カーテンともにしっかり採寸し、窓に合うサイズを購入しましょう。
4-3.仕様の違い
仕様の細かさにも大きな違いがあります。
オーダーカーテンは、一つひとつの仕様をカスタマイズできるため、窓や部屋の用途に合わせて細部までこだわり抜くことができます。
フックの種類やタッセルのデザイン、カーテンの裾やサイドの仕上げ方法までオーダーできるため、完全に自分の理想に近い仕上がりになります。
また、カーテンの開閉方法(片開き・両開き)も部屋のレイアウトに応じて選べます。
対照的に、既製カーテンの仕様は基本的に標準化されているため、細かな調整が難しいでしょう。
オーダーカーテンでは、ヒダの深さや数も自由に調整でき、2倍ヒダや3倍ヒダなど、好みに応じた美しい仕上がりを選べます。
◇ヒダとは?
オーダーカーテンでは、ヒダの深さや数を自由に調整でき、2倍ヒダや3倍ヒダなど、好みに応じた美しい仕上がりを選べます。
カーテンは、上の部分をつまんで縫った折り目=「ヒダ」をつくることで、カーテンに谷と山ができるため、美しいドレープが出来上がります。
ヒダには、見た目を美しくするほかにも、開閉がしやすくなる、保温性や遮光性がアップするというメリットもあります。
・2倍ヒダ
カーテンの仕上がり幅サイズの2倍の生地を使用する「2倍ヒダ」は、1つのヒダに3つの山があるような仕上がりになります。
使う生地の量が増えるためその分の価格は上がりますが、谷と山のコントラストが美しく、オーダーカーテンらしい重厚さと高級感のある仕上がりになります。
カーテンを開けているときだけでなく、閉じている姿も、整然と美しく整っています。
・1.5倍ヒダ
カーテンの仕上がり幅のサイズの1.5倍の生地を使用して作る「1.5倍ヒダ」は、1つのヒダに2つの山があるような仕上がりになります。
既製のカーテンは1.5倍ヒダを採用しているものが多く、スタンダードな仕上がりです。
なだらかなプリーツとなるため、2倍ヒダに比べナチュラルな印象になります。
・フラット
ヒダ山を取らない仕様のため、柄や素材感をそのまま楽しむことができます。
仕上がり幅サイズの1.1倍から1.3倍の生地を使用することで、カーテンの隙間がなく、見栄えの良いゆるやかなウェーブに仕上がります。
ヒダがないことで、収納の際にはボリュームが出やすいという点もありますが、近年、ナチュラルな雰囲気で人気が高まっている仕様です。
このように、ヒダの取り方でもカーテンの印象が大きく変わります。
高級感のある2倍ヒダは、リビングや応接間などの人目につくところに選ぶなど、お部屋の雰囲気に合わせてヒダの種類を選ぶのがおすすめです。
さらにオプションで、長い間プリーツをより美しくする「形態安定加工」を施すのもいいでしょう。
4-4.縫製の違い
オーダーカーテンと既製カーテンでは、縫製の丁寧さや仕上がりの品質にも大きな違いがあります。
オーダーカーテンは、一つひとつの工程を熟練した職人が手がけるため、縫い目が美しく、耐久性も高いのが特徴です。
縫製の仕上げや細かいディテールも丁寧に作られており、長期間使用してもほつれにくく、上質な見栄えが続きます。
一方、既製カーテンは量産されるため、縫製はシンプルで、工数やコストを抑えた仕上げが多く見られます。美しく見せるための、こだわりの縫製ポイントをご紹介します。
・芯地布
「芯地布」とよばれる、上部にカーテンフックをかける部分があります。
一般的な既製カーテンが7.5cm幅の仕様であることに対して、オーダーカーテンでは9cmと幅広く取ってあり、ヒダ山を安定させ、より美しいプリーツをキープします。
・耳布
「耳布」とは、カーテンの両端の折り返し部分のことを指します。
既製カーテンでは1cm、もしくは未処理であることが多いですが、オーダーカーテンでは折り返して2cmから3cmほど縫うことで、生地の端がよれてしまうことを防ぎます。
・裾
裾の処理も、カーテンの形を美しく保つことに関わります。
カーテンの裾部分は重さを持たせるために折り返して縫製することが多く、これによりカーテンがきれいに垂れるようになります。
また、仕上げとして裾に重りテープを入れることもあり、開閉時にも綺麗な形状が保たれます。
このようにオーダーカーテンは、より美しく見せるために細部までこだわり、丁寧に縫製が行われています。
しっかりと縫製が行われているぶん、既製カーテンに比べ耐久性も高く、美しい状態を長期間キープすることができます。
4-5.納期・価格の違い
オーダーカーテンと既製カーテンでは、納期や価格面にも大きな違いがあります。
オーダーカーテンは、注文後に一つひとつ製作されるため、通常の納期は数週間から1か月程度かかることが一般的です。
また、生地の選択やカスタマイズによって価格が大きく変わり、既製カーテンよりも高価になる傾向があります。
特別な仕様や高品質な素材を選ぶ場合、コストもさらに上がりますが、その分、理想の空間にぴったりのカーテンを手に入れることができます。
一方、既製カーテンは量産されているため、即日購入してすぐに取り付けが可能で、価格もリーズナブルです。
手軽に購入できるので、引っ越しや模様替えの際に使いやすく、コストを抑えたい場合には適した選択肢です。
納期や価格に対するこだわりがある場合には、どちらのカーテンが自分に合うかをよく検討することが重要です。
まとめ
オーダーカーテンは、既製品にはない自由度と品質の高さが特徴で、自宅のインテリアにぴったり合う一枚を作ることができます。
窓のサイズや部屋の用途に合わせて選べる生地やデザイン、さらに遮光・断熱などの機能性も備えられるため、実用性と美しさを兼ね備えた空間作りが可能です。
一方で、コストや納期を抑えたい場合には、既製カーテンが手軽で便利な選択肢です。
それぞれの特長やライフスタイルに合わせて、最適なカーテンを選ぶことが大切です。
それぞれに違うメリットがあります。
お部屋のイメージや予算に合わせ、部分的に取り入れることも可能です。
お気に入りのカーテンを取り入れた素敵なお部屋で、快適な住まいを楽しみましょう。
RECOMMENDATION 最新記事

知れば欲しくなる!オーダーカーテンとは?
既製品との違いもご紹介します
「カーテン」を選ぶなら、既製品で十分?それともオーダーカーテンにチャレンジすべき? お部屋の印象を大きく左右するカーテンだからこそ、後悔のない選び方をしたいですよね。オーダーカーテンの魅力は、自由なデザインと、窓にぴった […]

カーテンに使われる生地の素材 10種類の特徴をご紹介
カーテンを選ぶときには、素材も確認しておきたいポイントです。カーテンを「柔らかくナチュラル」に感じたり「光沢がありエレガント」と感じたりと、カーテンの印象を決める一つの要因が素材です。 また、開け閉めのときの手触りや、そ […]

遮光カーテンとは?
メリット・デメリットと等級の違いを解説します
遮光カーテンは、光を遮断し、室内のプライバシーや快適さを保つために人気のアイテムです。人気の機能である遮光カーテン。ひとくちに遮光カーテンといっても、等級によって暗さに違いがあり、見え方も異なるため、選ぶときには違いを知 […]