あなたの暮らしを変える! カーテンの機能の特徴・選び方を解説します
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あなたの暮らしを変える! カーテンの機能の特徴・選び方を解説します
カーテンは、インテリアとしての役割だけでなく、日常生活を快適にする多彩な機能を備えた重要なアイテムです。
遮光や断熱、防音、プライバシー保護などの機能は多岐にわたり、お部屋を快適に過ごしやすくしてくれます。
新しいカーテンをお探しの場合には、種類やデザインのほかに、ぜひ機能にも注目してカーテン選びをされることがおすすめです。
こちらの記事では、カーテンの機能別にその特徴を詳しく紹介いたします。
お部屋のコーディネートや機能性を考えながら、最適なカーテンを見つけるためのヒントにぜひお役立てください。
1.遮光カーテン
外からの光を遮り、室内を暗くすることを目的としたカーテンです。
遮光カーテンは、生地に黒い繊維を織り込んだり、特殊な加工を施したりすることで、外からの光の差し込みをカットする仕組みです。
このため、外から室内が見えにくくなるだけでなく、室内から外への光漏れも防ぎ、プライバシーを守ります。
遮光カーテンには遮光率に応じて「遮光1級」「遮光2級」「遮光3級」の3つの等級があり、数字が小さいほど遮光効果が高くなります。
遮光1級はほぼ完全に光を遮断し、より高いプライバシー保護が可能です。
選び方のポイントとして、夜間の光が気になる寝室には遮光1級を選ぶのがおすすめです。
また、色やデザインも重要で、暗い色ほど遮光効果が高いため、部屋の雰囲気と合わせて選ぶと良いでしょう。
生地や等級により見え方に違いがあるため、サンプルなどで確認されるのがおすすめです。
【おすすめ】
・とくに日差しの強い部屋
・寝室やシアタールーム
・交代制のお仕事で外が明るい時間帯に睡眠を取られる方
・プライバシーの保護・防犯に
2.採光カーテン
外の光を柔らかく室内に採り入れてくれるカーテンです。
遮光カーテンとは異なり、外の光をやさしく拡散させるため、日中も心地よい明るさをキープでき、リビングやダイニングなどにぴったりです。
また、昼間でもプライバシーを確保できるものが多く、外からの視線が気になる場合にも役立ちます。
選び方のポイントとして、部屋の用途や希望する明るさに合わせて透け感のある生地を選ぶとよいでしょう。
また、色は明るいトーンを選ぶとより効果的に光を取り込み、部屋全体を開放的に見せてくれます。
「採光率」が高いほど、自然光を採り込む度合いが高くなります。
遮熱や遮像、UVカット機能などの高密度の構造やコーティングにより、室内に光を採り込みにくい場合には、遮光機能のあるものを選ばれるとよいでしょう。
【おすすめ】
・子ども部屋
・日差しを取り込みたい北側のお部屋など
・遮像・遮熱・UVカット機能のカーテン
3.ミラーカーテン・遮像カーテン
ミラーカーテンや遮像カーテンは、外からの視線を遮ることを目的としたカーテンです。
特殊な繊維や高密度の構造により、外側から見ると反射して中が見えにくく、プライバシーを守ります。
とくに昼間の自然光が差し込むときに効果が高く、リビングや道路に面した窓に最適です。
・ミラーカーテン
外からの視線を遮りながら、室内の明るさを保つことができるカーテンです。
昼間は外から見えにくくいためプライバシーを確保しますが、室内から外は見え自然光を採り入れられます。
夜になると、内側からの明かりが外に漏れやすくなるため、夜間は注意が必要です。
・遮像カーテン
ミラーカーテンと似た機能を持ちながら、さらにプライバシー保護が強化されています。
外からの視線を完全に遮りながらも、室内は明るく保つことができるため、寝室やトイレ、浴室などのプライバシーが重視される空間に適しています。
選び方のポイントは、昼夜の視線対策をどの程度求めるかを検討することです。
昼間の視線が気になる場合はミラーカーテンが効果的ですが、夜間のプライバシーも重視したい場合は遮像効果があるタイプを選ぶと安心です。
色は、外からの反射効果を高めるために白や淡い色が多く、お部屋の雰囲気にも合わせて選ぶと良いでしょう。
【おすすめ】
・通りに面したお部屋
・女性のお部屋
・プライバシー保護・防犯に
4.遮熱・断熱カーテン
遮熱・断熱カーテンは、外気や室内の熱の出入りを抑え、部屋の温度を快適に保つためのカーテンです。
特殊なコーティングや高密度の生地により、空気の流れを遮断し、カーテン内の空気層が断熱材の役割を果たすという仕組みです。
遮熱カーテンは、外気や熱が室内へ侵入するのを反射などで防ぐため、夏の室内の温度上昇を防ぎます。
一方、断熱カーテンは、外気や熱の侵入を防ぐだけでなく、室内の暖かい空気が外に逃げるのも防ぎ、部屋の温度を一定に保ちやすくします。
どちらも冷暖房の効率を高め、節電にも役立つため、光熱費の高騰や省エネ意識の高まりにより、多くの方に選ばれているカーテンです。
選び方のポイントとして、季節や使用する部屋に応じて、遮熱と断熱のどちらの効果が必要かを考えるとよいでしょう。
また、遮熱効果が高いカーテンは、外側が光を反射する生地を採用していることが多く、断熱カーテンには厚みのある生地や裏地付きのものが効果的です。
購入の際には、窓にぴったり合うサイズを選ぶことで、効果を最大限に引き出せます。
【おすすめ】
・夏の暑さや日差しを軽減したい方
・冷暖房効率を上げたい方
・室温を快適に保ちたい方
5.UVカットカーテン
外からの紫外線(UV)をカットしたり吸収することで、室内への侵入を軽減するカーテンです。
紫外線は季節によって強さに差があるものの、一年中降りそそいでいます。
シミや肌の老化など、人への影響は広く知られていますが、室内の家具や床にも影響を与え、色あせや劣化の原因となってしまうのです。
UVカットカーテンは、紫外線を反射したり吸収させたりすることで室内への侵入を防ぎます。
家具や床へのダメージを防ぎ、室内の日焼け対策としても効果的です。
また、UVカットカーテンは通常、自然光を採り入れながら紫外線をカットするため、部屋が暗くなりにくいのが特徴です。
「UVカット率(紫外線遮蔽率)」の数値が高いほどたくさんの紫外線を遮断するので、紫外線の影響をしっかり防げます。
また、白や明るい色のカーテンでも効果の高い製品があるため、インテリアに合わせたデザインを選ぶことも可能です。
とくにUVカット率が90%以上のものを選ぶと、日焼け防止効果が高まります。
【おすすめ】
・日中過ごすことの多い部屋
・西日など日差しの強い部屋
・家具や壁、畳や床などの日焼けや色あせを防ぎたい方
6.防音カーテン
防音カーテンは、外部からの騒音を聞こえにくく、また、室内の音が外に漏れるのを軽減するカーテンです。
特徴として、厚手の生地や多層構造により高い遮音・吸音性能を発揮し、断熱や遮光機能を持つものも多く、室内の快適性を向上させます。
音を遮る「遮音」と、音を吸収する「吸音」という2つの方法があります。
・遮音
カーテンの裏側に金属や樹脂コーティング加工をしたものや、裏地の付いた付いた多層構造などで音を反射します。
外部からの騒音と、室内の音漏れを軽減するのに役立ちます。
とくに空気を通して伝わる高音域の音で効果を発揮しやすく、飛行機の音やピアノの音、赤ちゃんの泣き声などに効果的といわれています。
反対に、振動で伝わる工事の音や、低音にはあまり効果が期待できないため注意が必要です。
・吸音
音を吸収して反響や騒音を軽減する効果があり、とくに室内の音響を改善したい場合に役立ちます。
反響や残響を抑えるので、楽器を演奏する部屋やシアタールームなどの空間にもおすすめです。
選び方のポイントとして、まずは生地の厚みと素材に注目しましょう。
防音効果が高い厚手のポリエステルやウール生地が推奨されます。
また、サイズに余裕を持たせることも重要で、窓や壁を十分に覆うサイズが理想です。
製品によってはdB(デシベル)で防音性能が示されているので、数値が高いほど効果的です。
これらの点を考慮し、設置場所に合った防音カーテンを選ぶとよいでしょう。
【おすすめ】
・通りや隣の家に面したお部屋
・寝室やシアタールーム
・ピアノなど楽器のある部屋
・ペットの鳴き声や子どもの声が気になる場合
7.防炎カーテン
燃えにくく、燃えても広がりにくいカーテンです。
カーテンなどの垂れ下がって設置されているものは、いったん火が着くと、急速に天井や周囲に燃え広がり、消火や非難が難しくなる危険性があります。
防炎カーテンは、燃えにくい素材(難燃素材)を使用したタイプや、薬剤により燃えにくい加工を施すことで防炎性能を高めたものです。
通常のカーテンに比べて、延焼を遅らせ、万が一の火災時に火の回りを抑える効果があり、安全性が高まります。
選び方のポイントとして、設置場所に合わせて適切なサイズを選び、隙間ができないようにすると効果が高まります。
おもに公共施設や集合住宅、幼稚園や病院など、安全性が求められる場所で使用されますが、家庭でも安全性を重視したい場合におすすめです。
高層マンションやビル(高さ31mを超える建築物)公共施設など、消防法により防炎カーテンの設置が義務づけられているところがあります。
【おすすめ】
・高層住宅や集合住宅、近隣との距離が近い住宅地にお住まいの方
・不特定多数の出入りのある場所や公共施設
・タバコを吸う同居者がいる方
8.防汚カーテン
汚れやホコリが付着しにくく、洗濯などで汚れが落ちやすいカーテンです。
表面に撥水・撥油加工がされているため、ホコリや油汚れ、水分などが染み込みにくくなっていたり、汚れが落ちやすくなっていたりします。
とくに淡い色のカーテンは汚れが目立ちやすいため、防汚機能のあるカーテンにすることで、美しく清潔に使用できます。
選び方のポイントとして、まず防汚加工の種類を確認しましょう。
防汚カーテンといっても、加工により「汚れが付きにくいもの」「落ちやすいもの」「目立たないもの」など細かな種類があります。
設置場所に合わせた防汚加工の種類を選び、長期間清潔に保てるものを選ぶとお手入れが簡単になります。
【おすすめ】
・ペットのいる部屋や子ども部屋
・淡い色のカーテンに
・キッチンやダイニング
9.防臭カーテン
生活臭やペット臭などの気になる臭いを軽減し、室内を快適に保つカーテンです。
キッチンやペットがいる部屋、タバコの臭いが気になる場所に適しています。
特徴として、カーテン自体に消臭・抗菌効果があり、臭いの原因となる細菌の繁殖を防ぎ、室内の空気を清潔に保つ役割があります。
選び方のポイントとして、まず、光触媒や銀イオン加工などの消臭加工の種類を確認しましょう。
特定の臭いに対して強い効果が期待できます。
また、設置場所に合ったデザインと機能も大切で、たとえばキッチンなら撥水・防汚機能も兼ね備えたカーテンを選ぶと便利です。
洗濯可能かを確認すると、お手入れが簡単で清潔を保ちやすくなります。
【おすすめ】
・ペットのいる部屋
・リビングや客間などの来客のある部屋
・トイレやキッチンなど生活臭の出やすい部屋
10.抗菌・抗ウイルスカーテン
細菌やウイルスの繁殖を抑える加工が施されたカーテンです。
抗菌・抗ウイルス成分が生地に配合されており、菌やウイルスの付着や増殖を抑制します。
そのため、家庭だけでなく医療施設や介護施設でも多く使用されています。
選び方のポイントとして、まず、抗菌・抗ウイルス加工の種類を確認し、効果の持続性を確認すると良いでしょう。
・抗菌加工
細菌の増殖を抑制する機能
・抗ウイルス加工
カーテンに付着したウイルスの数を減少させる機能
また、設置場所に合わせて、防汚や防臭機能も兼ね備えたものを選ぶとより実用的です。
洗濯しても効果が落ちにくいものを選ぶと、清潔を保ちながら長期的に使用できます。
【おすすめ】
・子ども部屋
・来客のあるリビングや玄関
・キッチンやダイニング
11.花粉キャッチ・ハウスダスト・アレルギー対策カーテン
粘着質の糸を使用した生地や繊維のフィルター構造により、花粉やハウスダストを吸着し、部屋への侵入や飛散を防ぎます。
特殊加工により、アレルギー物質の働きを抑制し不活化させる機能のものなどもあるので、アレルギー対策カーテンともよばれています。
花粉の時期はもちろんのこと、カーテンはホコリが付きやすく、開け閉めによって空気中に飛散させてしまうので、普段からの対策にもおすすめです。
花粉やハウスダストは、洗濯やカーテンに掃除機をかけることで簡単に落とせるため、清潔に使用できます。
選び方のポイントとして、洗濯が可能かを確認するとよいでしょう。
洗濯することでアレルゲンを完全に取り除けるため、定期的なお手入れが可能なカーテンを選ぶと便利です。
【おすすめ】
・花粉症やハウスダストアレルギーの方
・ペットのいる部屋や子ども部屋
・寝室
12.蚊対策カーテン
蚊や小さな虫の侵入を防ぐために細かいメッシュ構造や防虫加工が施されたカーテンです。
蚊対策カーテンには、メッシュ素材が使用されており、風通しは良いままにしつつ虫の侵入を効果的に防ぎます。
防虫加工とは、人体やペット、環境に影響のない蚊が嫌う薬剤を使用し、蚊を寄せ付けない効果を持つ加工方法です。
蚊は、窓や網戸の隙間から侵入することが多いといわれています。
カーテンを付けるだけで蚊の対策になる便利なカーテンです。
選び方のポイントとして、メッシュの目の細かさに注目しましょう。
細かいほど小さな虫も防げるため、窓や玄関などに最適です。
通気性や風通しを重視する場合は、メッシュ素材が薄くて軽いカーテンがおすすめです。
設置場所に合わせたサイズを選ぶことで、より効果的な蚊の対策ができます。
【おすすめ】
・夏場、窓を開けて過ごすことの多い部屋
・子ども部屋
・寝室
13.形状安定加工カーテン
美しいシルエットが保たれるように、形状を記憶させる加工が施されたカーテンです。
開閉してもプリーツがキレイに保たれ、裾がばらつかず、シワも付きにくいため、いつも整った見た目が楽しめます。
手間がかからず、高級感のあるインテリアを保つことができ、とくにリビングや客間などにおすすめです。
選び方のポイントとして、下記のように、用途や好みに応じた形態安定の度合いを考慮するとよいでしょう。
・厚地(ドレープ)の形状安定加工
フォーマルで高級感のあるスタイルを好む場合や、リビングやダイニングなど常にきれいな見た目を保ちたい場所に最適です。
・レースの形状安定加工
レースのカーテンを見ている時間が長い部屋や客間などは、厚地+レース共に形状安定加工を施すと、より豪華でフォーマルな印象をつくることができます。
【おすすめ】
・厚地のカーテン
・リビングや客間などの来客のある部屋
・カーテンのプリーツを美しく保ちたい方
14.ウォッシャブルカーテン
自宅で洗濯が可能で、洗っても色落ちや型崩れがしにくいカーテンです。
カーテンは、空気中のホコリや花粉、ニオイが付きやすく、見た目以上に汚れていることが多いです。
汚れたら自宅で洗濯ができるため、清潔にキレイな状態で使用でき、クリーニング代の節約にもなります。
選び方のポイントとして、場所や用途に合わせて、防汚機能、花粉キャッチ機能、防臭抗菌加工などの追加機能があるとさらに役立つでしょう。
【おすすめ】
・キッチンなどの汚れの付きやすい場所
・ペットのいる部屋や子ども部屋
・リビングや客間など人の集まる部屋
まとめ
カーテンは、部屋の印象を変えるだけでなく、快適な生活環境を整えるための大切なアイテムです。
遮光や防音、防汚、抗菌、UVカットなど、目的や場所に応じて機能を選ぶことで、理想の空間が手に入るでしょう。
また、1枚に複数の機能を備えた多機能カーテンもあり、選択肢が豊富です。
それぞれの機能の特徴を理解し、部屋の用途や求める雰囲気に合わせた選び方をすることで、快適で居心地の良い空間を実現できます。
自分の生活スタイルに合った機能を選び、快適さと美しさを兼ね備えたカーテンで、毎日の暮らしをさらに豊かにしてみましょう。
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