既製カーテンのサイズが合わないときは?丈・幅の直し方を縫製工場が解説

既製カーテンのサイズが合わないときは?丈・幅の直し方を縫製工場が解説

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既製カーテンのサイズが合わないときは?丈・幅の直し方を縫製工場が解説

カーテン|ラジエルカーテン 長野県 坂城町



購入したカーテンを掛けてみたら、裾が床についてしまう。
反対に、丈が短くて窓の下に隙間ができる。
引っ越し先で使おうとしたら、幅が足りない。


決められた規格サイズで販売される既製カーテンでは、窓の大きさやレールの取り付け位置によって、サイズが合わないことがあります。

わずかな丈の違いならフックの調整で対応できる場合があり、長すぎるカーテンは裾上げによって使い続けられることもあります。
ただし、丈を伸ばす加工や幅の変更は、元の縫製仕様によって難しさが変わります。

大切なのは、「加工できるか」だけでなく、「直したあとも気持ちよく使えるか」ということ。
生地の状態や仕上がり、加工費用を合わせて判断したいところです。

長野県坂城町のカーテン縫製工場・ラジエルが、既製カーテンの丈や幅が合わないときの対処法を、縫製の視点から解説します。




1.既製カーテンのサイズが合わないときに、まず確認すること


1-1.どの部分が、何cm合っていないかを確認する

まずはカーテンをレールに掛けた状態で、丈と幅のどちらが、どれくらい合っていないかを確認しましょう。

サイズの悩み最初に確認したいこと
丈が少し長い・短いアジャスターフックで取り付け高さを調整できるか
丈が大幅に長い希望する丈まで短くしたときに、裾の柄や仕上がりに支障がないか
丈が短い裾の折り返しに余裕があり、丈を伸ばせる仕様か
幅が足りないレール幅に対して、カーテンの仕上がり幅と枚数が足りているか
幅が大きすぎる製品の仕上がり幅が過大なのか、ヒダによる生地のゆとりなのか

丈の違いは、床や窓枠から裾までの距離を、左右と中央など数か所で確認します。
掛け方やフックの位置がそろっていないために、裾が斜めに見えている場合もあります。

幅については、生地を平らに広げた幅ではなく、ヒダを取った状態の「製品の仕上がり幅」を確認してください。

1-2.購入直後なら、加工する前に販売店へ確認する

買ったばかりの場合は、まず購入店の返品・交換条件を確認しましょう。

生地を切ったり、縫い目をほどいたり、裾上げテープを貼ったりすると、返品・交換の対象外になることがあります。
洗濯についても、購入店へ確認してから行うと安心です。


2.既製カーテンの丈が長いときの対処法


 2-1.わずかな違いはアジャスターフックで調整する

アジャスターフックは、引っ掛け部分の位置を動かし、カーテンを吊るす高さを調整できる部品です。
生地そのものの長さを変えるわけではありません。

裾を上げたいときは、カーテンに差し込んだフックの引っ掛け部分を下げます。
裾を下げたいときは、引っ掛け部分を上げます。

調整できる範囲は、フックの種類や現在の設定位置によって異なります。
また、部品として動かせる範囲と、きれいに開閉できる範囲は必ずしも同じではありません。

裾を上げるとカーテンの上端も上がるため、レールやカーテンボックスに生地が当たることがあります。

少しずつ調整し、裾の位置だけでなく、上部の納まりと開閉のしやすさも確認しましょう。

 2-2.フックで対応できなければ、裾上げを検討する

丈が長すぎる場合は、裾を加工して短くする「丈直し」が選択肢になります。

一般的な裾を折り返して縫ったカーテンでは、希望する丈に合わせて裾を作り直します。
ただし、同じ寸法を短くする場合でも、生地や縫製仕様によって加工方法は変わります。

例えば、次のようなカーテンは、仕上がりを確認してから加工方法を決める必要があります。

・裾に刺繍や柄、装飾があるもの
・裾が波形などに仕上げられたレースカーテン
・裾にウエイトが入っているもの
・裏地が付いているもの 生地やコーティングに傷みがあるもの

裾の装飾を残すために、上部から丈を詰める方法を検討する場合もあります。

ただし、ヒダや芯地まわりを作り直す必要があり、裾だけの加工に比べて手間がかかります。
すべての商品で対応できるわけではありません。

「何cm短くしたいか」に加え、「残したい柄や装飾があるか」も相談時に伝えておくとよいでしょう。

2-3.自分で裾上げするときの注意点

ミシンや裾上げテープを使い、自分で丈を短くする方法もあります。

ただし、カーテンは縫う距離が長く、生地の重みやずれによって、裾が波打ったり左右の長さがそろわなかったりすることがあります。
厚手の生地や折り重なる部分は、家庭用ミシンでは縫いにくい場合もあります。

裾上げテープを使う場合は、生地の洗濯表示とテープの使用条件を確認してください。
アイロンの熱に弱い生地や、接着加工に適さない生地もあります。
また、あとから剥がしても接着剤の跡が残り、再加工に影響する場合があります。

専門店への依頼も考えている場合は、切ったり貼ったりする前に相談することをおすすめします。


3.既製カーテンの丈が短いときの対処法


3-1.フックで裾を下げられるか確認する

丈が少し短い場合は、アジャスターフックの調整で裾を下げられるか確認します。
調整できる量は、フックの種類や設定位置によって異なります。
すでに下げられる位置まで調整されている場合は、それ以上下げることはできません。

また、カーテンを下げることで、上部からレールが見えたり、光の入り方が変わったりすることがあります。
全体の見え方を確認しながら調整しましょう。

3-2.裾の折り返しを使って丈を伸ばせる場合もある

裾に十分な折り返しがあれば、縫い目をほどき、折り返し幅を変えることで丈を伸ばせる場合があります。

ただし、折り返してある生地をすべて丈に使えるわけではありません。
新しく裾を仕上げるための縫い代が必要で、元の裾の構造によって伸ばせる寸法も変わります。

また、長く使ったカーテンでは、折り目や針穴の跡、日焼けによる色の違いが表に出ることがあります。

寸法上は伸ばせても、見た目まで元どおりに仕上げられるとは限りません。

裾に折り返しのない仕様や、折り返しが小さいカーテンでは、この方法で十分な長さを出すことは難しくなります。


3-3.生地の継ぎ足しは、費用と仕上がりを確認する

別の生地を継ぎ足して丈を伸ばす方法もありますが、元の生地と色や厚さ、風合いをそろえることは簡単ではありません。

切り替え部分をデザインとして見せる方法もある一方で、縫い目や重さの違いが目立つ場合があります。

丈が大幅に足りないときは、加工費用と仕上がりを確認し、買い替えと比較して判断しましょう。


 4.既製カーテンの幅が合わないときの対処法


4-1.幅が足りない場合

カーテンを閉めても中央に隙間ができる場合は、レール幅に対して製品の仕上がり幅が足りているかを確認します。

一般的なヒダ付きカーテンでは、採寸したレール幅に5%程度のゆとりを加えて仕上がり幅を決める方法があります。
例えば、採寸幅が200cmなら、合計210cm、両開きでは105cmを2枚とする計算です。

ただし、必要なゆとりはメーカーや製品の仕様によって異なります。
購入先の採寸・注文方法に従ってください。
あわせて、商品に記載されている幅が「1枚分」なのか、セット全体の幅なのかも確認しましょう。

幅を広げる方法には、生地の継ぎ足しや、ヒダをほどいて取り直す加工があります。
ただし、使える生地量には限りがあり、ヒダを変更するとボリュームや見た目も変わります。
元の縫い跡が残る可能性もあります。

幅直しは、丈を短くする加工よりも広い範囲を作り直すことがあるため、安価に調整できるとは限りません。


4-2.幅が大きすぎる場合

カーテンはヒダを作るために生地を多く使うので、生地を広げた幅がレールより大きいこと自体は問題ではありません。
確認したいのは、ヒダを取った状態の仕上がり幅です。

多少の余裕であればそのまま使えることもありますが、生地が余りすぎて閉めにくい、開けたときのたまりが大きい、といった場合は幅詰めを検討します。

幅詰めでは、両端の仕上げやヒダの配置、柄の見え方を確認します。
寸法や仕様によっては端の加工で対応できる場合もあれば、ヒダを取り直す必要がある場合もあります。
余った部分を切る前に、どの方法ならきれいに納まるかを確認することが大切です。


5.丈直しと買い替えは、費用だけでなく生地の状態も比較する

5-1.加工料金は、短くする寸法だけでは決まらない


丈直しの費用は、「何cm短くするか」だけでは決まりません。
同じ5cmの裾上げでも、幅の広いカーテンは縫う距離が長くなり、元の縫い目をほどく必要があれば、その分の作業も加わります。

主に費用に影響するのは、次のような条件です。

・カーテンの幅と枚数
・生地の素材や厚さ
・裏地の有無
・元の縫い目をほどく作業の有無
・裾やヒダなどの縫製仕様
・装飾や特殊加工の有無
・配送が必要な場合の送料

見積もりの際は、加工料金に加えて、納期や受け渡し方法も確認しましょう。


5-2.直したあとも使える生地かを確認する

長年使ったカーテンは、日光などの影響で生地が弱くなっていることがあります。
見た目には大きな傷みがなくても、加工時に針を通した部分から裂けたり、縫い直した箇所に負担がかかったりする場合があります。

寸法だけでなく、生地の傷みや汚れ、加工後に使い続けられる状態かどうかも、判断のポイントです。


選択肢向いているケース確認したいこと
今あるカーテンを直す生地が良好で、色や柄を気に入っている加工の可否、跡の残り方、費用、納期
既製カーテンに買い替える窓に合う規格サイズが見つかる幅・丈・枚数・フック仕様
オーダーカーテンを作る既製サイズが合わない、仕上がりや機能も選びたい正確な採寸、生地、縫製仕様、予算


お気に入りを直して使い続けることも、今の暮らしに合うカーテンを選び直すことも、どちらもよい選択です。
加工費用だけでなく、その後の使いやすさまで含めて考えてみましょう。


6.買い替え・丈直しの前に確認したい採寸方法

6-1.幅は窓枠ではなくレールを基準に測る

カーテンの幅は、基本的にカーテンレールを基準に測ります。

一般的な機能レールでは、左右の固定ランナーのフック穴の間を測ります。
装飾レールでは、両端の飾り部分を含めず、製品ごとの指定位置を基準に測ってください。


採寸した寸法に、購入先が指定するゆとりを加えて注文幅を決めます。
両開きの場合は、その幅を2枚に分けることも忘れずに確認しましょう。


6-2.丈はランナーのフック穴を基準に測る

丈は、原則としてランナーのフック穴の下端から、床や窓枠下端までを測ります。

窓の種類裾の位置の一般的な目安
掃き出し窓床から1cm程度上げる
腰高窓窓枠の下端から15〜20cm程度下げる


腰高窓の下に家具がある場合などは、使いやすさに合わせて調整します。
レースとドレープを重ねる場合は、レースの裾が手前のドレープから見えないように丈を決めることもあります。

ここで測る「フック穴から裾までの長さ」と、「生地の上端から裾までの総丈」は異なります。
Aフック・Bフックの設定によって上部の立ち上がりが変わるため、丈直しを依頼するときは、どこから測った寸法なのかを必ず伝えてください。

「今より10cm短くする」と伝える場合も、現在のフック位置を変えない前提かどうかを確認しておくと、仕上がりの行き違いを防ぎやすくなります。

詳しい採寸方法や計算例は、関連記事「失敗しない!カーテンのサイズの測り方」で解説しています。




 7.既製サイズで合わない場合は、オーダーカーテンも選択肢に


規格サイズでは丈や幅が合わない窓には、レールの寸法や取り付け位置に合わせて製作するオーダーカーテンが適しています。

寸法に加えて、ヒダの量や裾の仕上げ、生地の厚さや透け感などを選べるのも特徴です。


例えば、すっきりと軽やかに見せたいのか、ゆったりとしたドレープを楽しみたいのかによって、合う生地や縫製仕様は変わります。

遮光・遮熱などの機能を重視する場合も、生地の性能だけでなく、窓まわりの隙間や取り付け方を合わせて考えることが大切です。
寸法を合わせることで隙間を減らせますが、完全に光や熱の出入りを防げるわけではありません。

カーテンは、毎日開け閉めし、部屋の中で長く目にするものです。
サイズだけでなく、暮らし方や部屋での過ごし方に合わせて選ぶと、使い心地にもつながります。


関連記事:


  


まとめ|サイズだけでなく、直したあとの使い心地まで考える


既製カーテンのサイズが合わないときは、まず不足・余分な寸法と、現在のフック位置を確認しましょう。

丈のわずかな違いはフックの調整で対応できる場合があり、長すぎる場合は裾上げが選択肢になります。
一方、丈を伸ばす加工や幅の変更は、元の縫製仕様によって対応できる範囲が限られます。


大切なのは、寸法が合うことに加えて、加工後の見た目や使いやすさ、生地の状態にも無理がないことです。

お直しを検討する場合は、まず購入店へ、加工の取り扱いがあるか確認してみましょう。
気に入ったカーテンを活かす方法と、新しく選び直す方法を比較しながら、納得できる選択につなげてください。


当社でご購入いただいたカーテンの丈直し・オーダー製作のご相談

ラジエルは、1965年創業、長野県坂城町のカーテン縫製工場です。
生地の特徴と縫製の仕上がりを大切にしながら、カーテンを製作しています。

当社でご購入いただいたカーテンの丈直しについては、ココクラ長野店でご相談を承っています。
生地の状態や縫製仕様、ご希望の寸法を確認したうえで、加工の可否をご案内します。

お持ち込みの前に、まずご相談ください。

ご相談時には、次の内容をお知らせいただくと確認がスムーズです。

・ご購入時期や購入内容が分かる情報
・カーテンの幅・丈・枚数
・ご希望の仕上がり寸法、または何cm短くしたいか
・裏地や裾の装飾の有無


加工内容によっては、現物を確認してからの判断となります。
お持ち込みの前に、ココクラ長野店へお問い合わせください。


★ 原則として、お洗濯後のお持ち込みをお願いしています

丈直しでお預かりするカーテンは、原則として洗濯表示に従ってお洗濯、またはクリーニングを行い、十分に乾かしてからお持ち込みください。

お洗濯によって寸法が変化する場合があるため、お直しに必要な寸法は、洗濯後の状態でもご確認をお願いします。

洗濯方法が分からない場合や、ご自身で洗うことが難しい場合は、事前にご相談ください。

★お預かり期間中は、無料の貸しカーテンをご用意しています

丈直しの間、窓にカーテンがなくなってしまうことが心配な方には、無料の貸しカーテンをご用意しています。

ご希望の方は、ご相談時にお申し付けください。

★新しく製作するカーテンもご相談いただけます

既製サイズでは合わない窓や、暮らしに合わせてカーテンを選び直したい場合には、オーダーカーテンの製作についてもご相談いただけます。

ご相談窓口


電話:026-256-6200

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