失敗しない!カーテンのサイズの測り方
縫製工場が教える幅と丈の正しい採寸方法
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失敗しない!カーテンのサイズの測り方
縫製工場が教える幅と丈の正しい採寸方法

カーテンを新しくするとき、「幅はどこからどこまで測るの?」「丈は床ぎりぎりでいいの?」と迷うことはありませんか?
サイズを決める出発点は、取り付けられたカーテンレールです。
そこから幅と高さを測り、開き方や裾の位置などを考慮して、注文する寸法を決めていきます。
長野県坂城町のカーテン縫製工場ラジエルが、ご自宅で採寸するときの基本と、間違えやすいポイントを解説します。
これからカーテンを買う方も、今お使いのカーテンを取り替える方も、ぜひ参考にしてください。
| ※この記事は、レールにフックで吊るす一般的なカーテンを対象としています。 数値は目安と計算例です。 生地や縫製仕様によって適した寸法が変わるため、注文時には購入先の採寸・注文方法を優先してください。 |
1.採寸前に準備するものと確認すること
1-1.レールを取り付けてから測りましょう
同じ大きさの窓でも、レールの長さや取り付ける高さによって、必要なカーテンのサイズは変わります。
新築やリフォームの場合も、レールを設置してから測るのが確実です。
設置前に注文する必要があるときは、取り付けるレールの種類・位置・寸法を、施工業者や購入先と確認して進めましょう。
1-2.用意するもの
・窓の幅やレールから床までの長さを測れるメジャー
・寸法を記録するメモやスマートフォン
・高い位置を測るための、安定した踏み台や脚立
メジャーは、伸びにくいスチール製や、ランナーに引っ掛けられるカーテン採寸用が便利です。
高い位置を測るときは、無理に手を伸ばさず、安全に作業できる方法を選んでください。
ラジエルでは、採寸用紙や専用メジャーをご用意しています。
必要な方はお問い合わせください。
1-3.窓全体とレールの写真も残しておくと便利です
レールの種類に加え、天井や壁のどこに付けてあるか、窓下に家具などがあるかを確認します。
厚手のドレープカーテンとレースカーテンを掛ける場合は、前後それぞれのレールも見ておきましょう。
窓全体とレール部分の写真を撮っておくと、あとからサイズやフックの種類を相談するときに、取り付け状況が伝わりやすくなります。
2.カーテンの幅の測り方と決め方
2-1.機能レールは左右の固定ランナーの間を測ります
一般的な機能レールでは、左右の端にある固定ランナーの、フックを掛ける穴から穴までを測ります。
固定ランナーとは、レールの両端にある動かないリングのことです。
窓枠の幅や、レール本体の端から端までの長さとは異なるので、測り始めと測り終わりの位置を確かめてください。
2-2.ポール型の装飾レールは両端の飾りを除いて測ります
リング状のランナーが付いたポール型の装飾レールでは、両端の飾りを除いたポール部分の長さを測ります。
目印は、左右の飾りとポールの境目です。
装飾レールでも、製品や購入先によって指定する採寸位置が異なる場合があります。
形状が違う場合や境目が分かりにくい場合は、レールの写真を用意して確認しましょう。

2-3.測った幅にゆとりを加えて仕上がり幅を決めます
一般的なヒダのあるカーテンは、レールに対して少しゆとりを持たせて仕立てます。
ここでは、測ったレール幅に5%のゆとりを加える場合を例にします。
例 レール幅200cmの場合
200cm × 1.05 = 210cm
この210cmは、窓1か所を覆うカーテンの合計の仕上がり幅です。
| 開き方 | この例で製作するカーテン |
| 両開き(真ん中開き)で左右同じ幅 | 幅105cmを2枚 |
| 片開き | 幅210cmを1枚 |
注文画面や注文書によっては「1枚分の幅」を指定する場合と、「両開き2枚の合計幅」を指定する場合があります。
枚数と合わせて確認しましょう。
ゆとりの量は、ヒダや加工などの仕様によって変わります。
※上の1.05という数値を、すべてのカーテンにそのまま当てはめないようにしてください。
2-4.ヒダ倍率は注文幅とは別のものです
1.5倍ヒダ・2倍ヒダという表示は、仕上がり幅に対して、ヒダを作るために使う生地量の目安です。
2倍ヒダを選んでも、注文幅を自分で2倍にする必要はありません。
1.5倍ヒダは比較的すっきりと、2倍ヒダは生地を多く使った豊かな表情に仕上がります。
フラットカーテンは上部にヒダを作らない仕様で、生地の柄や風合いを楽しめます。
フラットカーテンは、どの程度の波打ちを持たせたいかによって必要な幅が変わります。
希望する見え方を購入先に伝えて決めましょう。

3.カーテンの丈の測り方と決め方
3-1.注文する丈はカン下丈で指定します
カン下丈とは、カーテンを吊るしたときの、ランナーの穴の下端から裾までの長さです。
ご注文時は、カン下丈と、フックの種類(Aフック・Bフック)をそれぞれ指定します。
まず、ランナーのフック穴の下端から床や窓枠までを垂直に測ります。
その実測寸法をもとに、裾をどの位置にするかを決めて、注文するカン下丈を計算しましょう。
レールの上端や窓枠の上端から測らないようにしてください。
3-2.掃き出し窓のカーテンは裾を床から少し上げるのが基本です
掃き出し窓は、ベランダや庭への出入りなどに使う、床近くまである窓です。
一般的なドレープカーテンでは、ランナーのフック穴の下端から床までを測り、そこから1cm程度短くする方法があります。
裾を床から少し離すと、引きずりや汚れを防ぎやすくなります。
例 床まで200cmで、裾を床から1cm上げる場合
200cm − 1cm = カン下丈199cm
この場合は、カン下丈199cmと、使用するフックの種類を指定します。

※床から1cm上げる採寸例
床に裾を垂らすスタイルや、伸び縮みのある天然素材のカーテンを希望する場合は、素材と見せ方に合う丈を相談しましょう。
3-3.腰高窓は窓枠の下まで測り、下に垂らす長さを加えます
腰高窓は、窓の下に壁があるタイプの窓です。
窓枠の外側をカーテンで覆う場合は、ランナーのフック穴の下端から窓枠の下端まで測り、窓枠より下に垂らす長さを加えます。
一般的な目安は、窓枠の下から15~20cm程度です。
窓枠下の壁まで余裕を持って覆うことで、裾からの光漏れや視線、冷気の入り込みを抑えやすくなります。
例 窓枠の下まで120cmで、15cm長くする場合
120cm + 15cm = カン下丈135cm
窓下にデスクやベッド、チェストなどがある場合は、家具に裾が当たらないかも確認してください。
カーテンの裾を窓枠内に収める取り付け方では、15~20cmを加える方法は使いません。

※窓枠の下から15cm長くする採寸例
3-4.フック上部の立ち上がり分を足す必要はありません
カーテンには、フックを掛ける位置より上に立ち上がる部分があります。
この部分は、指定されたフックに合わせて製作側で調整します。
カン下丈にお客様が上部の長さを加算する必要はありません。
たとえば、カン下丈199cmで注文する場合は、AフックでもBフックでも、指定するカン下丈は199cmです。
フックの選び方は第6章でご紹介します。
→6章はこちら
4.レースカーテンは前後のレールを別々に測ります
4-1.幅はレースを吊るす側のレールで確認します
ドレープとレースを掛けるダブルレールでも、前後のレールの長さが同じとは限りません。
レースの幅は、レースを吊るす側のレールを使って測りましょう。
4-2.丈は吊ったときの裾の位置で考えます
室内側にドレープ、窓側にレースを掛ける一般的な組み合わせでは、
レースの裾の位置をドレープより1cm程度(腰窓・小窓は2㎝程度)上げると、ドレープの下からレースの裾がのぞきにくくなり、見た目が整います。
大切なのは、注文書に書く数値の差だけでなく、実際に吊ったときの裾の位置です。
レース側も、ランナーのフック穴の下端から床や窓枠までを測ってください。
例 前後ともランナーの下端から床まで200cmの場合
ドレープの裾を床から1cm、レースの裾を床から2cm上げるなら、
注文するカン下丈は、
ドレープ199cm・レース198cmです。
それぞれに使用するフックの種類も指定します。
前後のレールの高さが違う場合は、ドレープのカン下丈から単純に1cmを引かず、それぞれの採寸値から計算します。
レースだけを掛ける窓や、レースを室内側に見せる組み合わせでは、用途や見せ方に合わせて裾の位置を決めましょう。
5.出窓と小窓は取り付け方に合わせて測ります
5-1.出窓の内部にレールがある場合
左右の端は、フックを掛ける位置を基準にします。
3つの直線区間に分かれるレールなら、各区間をA・B・Cとして測り、合計します。
なめらかにカーブしているレールは、その曲線に沿って測ってください。
A + B + C = レールに沿って測った幅
丈は、ランナーのフック穴の下端から窓台の上面まで測ります。
窓台まで120cmで、裾を窓台から1cm上げる場合は、カン下丈119cmで注文します。
窓台に置いてある物や、窓の開閉用ハンドルなどに、カーテンに当たらないかも確認しましょう。

5-2.出窓の手前の壁面にレールがある場合
出窓全体を室内側から覆う取り付け方では、手前にあるレールを基準に採寸します。
腰高窓と同じように窓枠より下まで覆うのか、床近くまで長くするのかを、家具の配置や希望する見え方に合わせて決めます。
5-3.小窓は枠の外を覆うか枠内に収めるかで変わります
小窓でも、窓枠の外側をカーテンで覆う場合は、一般的な腰高窓と同じ考え方で採寸できます。
窓枠内に収める場合は、枠内の寸法とレール位置を確認し、裾や両端が枠に当たらないように決めます。
ロールスクリーン・シェード・ブラインドは、カーテンとは採寸方法が異なります。
小窓に取り付けるものを迷っている場合は、先に製品と取り付け方を選んでから採寸しましょう。
6.開き方とフックの種類を確認しましょう
6-1.両開きと片開き
両開きは、2枚のカーテンを左右に分け、中央から開閉する仕様です。
片開きは、1枚を右または左に寄せて開閉します。
窓の位置や家具の配置、普段どちら側から出入りするかに合わせて選びましょう。
注文時には、幅と枚数、片開きの場合は寄せる方向も伝えると確実です。

6-2.AフックとBフック
フックの種類は、カーテン上部とレールの位置関係に影響します。
カン下丈とは別に、取り付け方に合うフックを選びましょう。
| 種類 | 見え方 | 主に使う取り付け方 |
| Aフック | レールを見せる | 装飾レールや天井付けなど |
| Bフック | カーテン上部でレールを隠す | 壁面に正面付けした機能レールなど |

レールを隠したい場合でも、天井やカーテンボックスとのすき間が少ないと、生地が当たって開閉しにくくなることがあります。
前後のレールや生地同士の干渉も確認して選びましょう。
A・Bのどちらが適しているか分からない場合は、レール部分を近くから撮った写真と、窓全体の写真をご用意いただくと、ご相談がスムーズです。


7.採寸でよくある疑問
7-1.今使っているカーテンを測ればよいですか
今のカーテンは、洗濯や使用によって寸法が変わっている場合があります。
取り替えのときもレールから測り直し、今のカーテンの裾の位置や幅について気になる点や変更したい点も伝えると、仕上がりを決めやすくなります。
7-2.同じ大きさの窓は一つだけ測ればよいですか
窓が同じでも、レールの長さや取り付ける高さが異なる場合があります。
窓ごとに測り、「リビング南側」「寝室東側」など、場所が分かる名前を付けて記録しましょう。
7-3.測った数値はどのように記録すればよいですか
「実際に測った寸法」と「注文する寸法」を分けて記録してください。
幅のゆとりを二重に加えたり、裾の余裕を二度差し引いたりする間違いを防げます。
端数が出た場合も、まずは測った数値をそのまま残します。
注文時の単位や端数の扱いは、購入先の指定に合わせましょう。
7-4.注文前に確認しておくことは何ですか
・レールの種類に合った位置で幅を測ったか
・丈をランナーのフック穴の下端から測ったか
・ドレープとレースを、それぞれのレールから測ったか
・窓ごとの場所と寸法を記録したか
・実測寸法と注文寸法を分けて記録したか
・両開きか片開きか、1枚の幅と枚数は合っているか
・注文する丈をカン下丈で記録し、フックの種類を指定したか
・ヒダの種類を確認したか
・裾やカーテン上部が、家具・天井・レールなどに当たらないか
8.採寸に迷ったらラジエルへご相談ください
幅と丈を測れても、「このゆとりでよいのか」「どのフックを選べばよいのか」と迷うことがあります。
ラジエルでは、カーテンを縫製する立場から、取り付ける場所やご希望に合わせてサイズ選びをお手伝いします。
8-1.ご自宅で測りたい方へ
店頭やオンラインで、カーテンの測り方をご案内しています。
採寸用紙や専用メジャーもお渡ししていますので、お問い合わせください。
相談の際は、測った寸法、窓全体の写真、レール部分の写真をご用意いただくと、状況を確認しやすくなります。
分からない項目は、無理に決めずにご相談ください。
8-2.採寸や取り付けを任せたい方へ
プロスタッフによる出張採寸にも対応しています。
長野県の東信・北信地域は、現場採寸費5,500円~(税込)でお伺いします。
遠方の地域についてはお問い合わせください。
オンラインでのお打合せや、採寸のサポートにも対応しています。
取り付け工事は1窓から承っています。
新築で複数の窓がある場合や、高い位置の取り付け、出窓など、採寸からご相談いただけます。
まとめ
カーテンのサイズは、見た目だけでなく、開閉のしやすさや日々のお手入れにも関わります。
お部屋でどのように使いたいかを確かめながら、気持ちよく使える一枚を選びましょう。
電話 0268-81-7090
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